氷帝に告ったつもりが、双子の妹の愛帝に求愛してしまった

四六時中、ツンと澄ました表情をしている美少女、織部レイ。容姿だけならモデル級なのに、まったく他人を寄せつけない性格のせいで、氷帝とか雪の女王とか呼ばれていた。クラスの中で浮いている男子、結城テツヤは些細なことがきっかけで、レイに告白することになる。向こうは男子を100%失恋させる氷帝。こっぴどく振られるかと思いきや……。『はい、ぜひ結城くんとお付き合いしたいです』。思いがけず天使のスマイルが返ってくる。どうして⁉︎　OKしたんだ⁉︎　その夜は戸惑いと興奮で寝付けないテツヤだったが、翌朝、とっても不機嫌そうな表情をしたレイに呼び出される。そこで打ち明けられたのは、昨日のレイは風邪で学校を休んでおり、双子の妹マナカが姉に成りすまして登校していた事実だった。『すぐにカップル解消しちゃうと、マナカが悲しむでしょう』。そんな理由でニセモノの恋人を演じることになる2人だが、ともに恋愛スキルゼロ！　しかも、周りからの注目は大！　なんとか初デートに挑戦するものの、待ち合わせ場所には当然のようにレイ&マナカが立っており、レイからは『あんたが告白したのは私じゃなくてマナカでしょうが⁉︎』といわれる始末……。一方、マナカからも『お姉ちゃんと仲良くしてください』と頼まれてしまい……。超絶クールな姉と愛嬌たっぷりな妹と繰り広げる三角形ラブコメ。