殺戮機械の英雄譚
最終更新:2016/4/24
作品紹介
太陽系は、他銀河系とVRW【仮想現実戦争】の真っ只中。 死に際の兵士のひとりが、戦友に言った。 「殺戮機械の英雄がいた」 此処では無い何処かで、勇者と魔王が争っている。 それは必然か。勇者は魔王に勝利し、英雄と称えられた。 栄光の影に隠れた、真の英雄が殺戮機械だったのだと、 猿の系譜でない生命体の兵士は血を吐き叫んだ。 人間でないからこそ、人間であるのだ。 人間に憧れ続けた者に、どうか賛美を。 兵士は感情を持たぬ只の機械が、私たちの英雄なのだと疑いもせず死んだ。 “殺戮機械の英雄譚”の著者が報われるようにと、最後まで想い続けて。 第四回ネット小説大賞のピックアップ作品に選ばれました。 応援していただき、嬉しかったです。ありがとうございます。 ※不定期更新です。
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