大罪踏破のピカレスク~人間に絶望したので、女神から授かった能力で誰よりも悪役らしく生きていきます
最終更新:2022/10/7
作品紹介
「——奪うからには、奪われる覚悟はあるんだろう?」 村長の息子の罠に嵌められて、無実の罪で処刑されかけた少年は、逃げ出した先の森で彷徨い歩くうちに古びた遺跡にたどり着く。 その中で彼は「女神」と名乗る少女と遭遇し、彼女との対話の中で自身が異世界から転生してきたことを思い出す。 人の悪意に翻弄され、ついには死に追いやられた前世の記憶。煮えたぎるような嫉妬と衆愚に堕ちた人々の暴走する憎悪によって全てを奪い尽くされた今世の絶望。 人の世の醜さとその悪性に打ちのめされ、打ちひしがれて、死を待つばかりとなった少年に「女神」はある提案を持ちかける。 「女神」の提案にのり、彼女と契約を結んだ少年。彼は、自分の二つの人生を蝕んできた人の悪逆を踏み躙り、嘲笑うための無双の「力」を与えられ、自らを「悪役(ヴィラン)」名乗る。 そして彼は動き始める。「女神」との契約を果たすために。そして自ら課した「悪役」としての自身の存在意義を全うするために。 ——これは凡百の悪を嘲り、蹂躙する者として自分を定義した一人の「悪役(ヴィラン)」のための物語。 【以下、ご案内】 本作は1話が非常に短めです(1,200〜1500文字程度)ので、お忙しい方でも、キリよく読んでいただくことが出来るかと存じます。 現在、毎日1話ずつの投稿を行なっておりますのでよろしければ是非(主にお昼ごろに投稿していますが、諸事情により予告なく投稿時間が変更されたり、翌日にずれ込むことがございます。ご了承ください)
評価・レビュー
まだレビューはありません。