異世界革命紀~君主制が蔓延る世界で公爵令嬢は民主主義を宣言する~
最終更新:2023/1/1
作品紹介
物語はベガとメルの出会いから始まった。 ”革命”と言う言葉が未だ発見されていない世界で。 「――考えてみたのですが、これって本当に”反乱”なのでしょうか?」 鋭く言い放ったメルの一言がきっかけだった。 この時の公爵令嬢メルはこの言葉がどんな意味を持つのか分からなかったけど。 成長するにつれ。 「私は弱くて――”ズルい”女です。そして皆さんの力を借りて巻き込む”我が儘”な少女です」 メルは英雄としての道のりを苦悩し、ズルさを知った。 これは少女が英雄に成るための物語でもあり。 「メルと共に過ごした時間。それが我が望んだ報酬じゃ。お金や地位などよりも尊い――大切な宝物じゃ」 ベガとの別れを告げる物語でもあった。 かくして彼らの英雄譚は波乱を呼びながら展開される。 貴族との内乱に加え、民主主義を許さない他国の思惑。 裏で蠢く暗躍者を加えて三つの時代に含まれた謎。 そして、チートをする少女と果たして幸せになることが出来るのだろうか。 これは英雄姫と呼ばれることになるメルと世界を狂わすチートを持つベガの――英雄譚である。 ※イラストを追加しました。
評価・レビュー
まだレビューはありません。