婚約者様は私を見られない
最終更新:2020/6/20
作品紹介
斜陽貴族の娘として生まれたディアナ。十八歳にして婚約者もいないし、行き遅れと散々言われたのだが……非凡さを隠す為に地味を演じているだけである。 そんな彼女に、高位貴族のレーヴェン公爵子息から見合い話が舞い込む。行き遅れであることに申し訳なさを感じながら茶会へ参加したのだが……。 「君に触れてはいけない、目が合ってはいけないという呪いがかかっている」 「……それは、また、不思議な呪いですこと」 なんだか不思議な呪いにかかっている不思議な人だった! 見てはいけないと言うけれど、随分優しい言葉をディアナにかけてくれる。体調も気遣ってくれる。 そんな二人は婚約し、ディアナは惹かれていくのだが――?
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