ハズレアスキル《魔力貸与》を持つ俺。元々の魔力が少なく、借りても意味ないと言われギルドを追放されたが、実は無意識のうちに一万人のギルドメンバー全員に魔力を貸せるほどの桁外れの魔力を持っていたようです
最終更新:2020/8/30
作品紹介
十年経っても魔力が成長しなかったE級冒険者バンクは、ギルドに貢献してきたものの多くのギルドメンバーの面前で追放を宣言され見せしめにされた。 彼のスキル《魔力貸与》は魔力を人に貸すことの出来るスキルだったが、彼自身の魔力は一向に上昇しなかったので、無能とみなされたのだ。 だが、実は1万人以上いるギルドメンバーに無意識に百ずつ魔力を『貸していた』ことが原因で彼の魔力は増えていないように見えていただけだったのだ。 長年信じていた親友に見放され、失意のままギルドから離れた彼は、それを機に一度スキルを解除したことにより、自分の魔力が桁外れに増えていたことに気が付く。 そんな時に、魔力が無く仲間から見捨てられてしまった獣人の女の子と出会う。 とりあえず差し迫ってすることも無いバンクは彼女が独り立ちが出来るまで、自分のスキルを使い支えてあげることにした。
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