夢の終わり ~蜀漢の滅亡~
最終更新:2019/6/12
作品紹介
「───────あの空の極みは、何処であろうや」 三国志と呼ばれる、戦国時代を彩った最後の英雄、諸葛亮は五丈原に沈んだ。 蜀漢の皇帝にして、英雄「劉備」の血を継ぐ「劉禅」 最後の英雄「諸葛亮」の志を継いだ「姜維」 天下統一 それを志すには、蜀漢はあまりに小さく、弱き国である。 国を、民を背負い、後の世で暗君と呼ばれることになる劉禅。 そして、若き天才として国の期待を一身に受ける事になった姜維。 二人は、沈みゆく祖国の中で、何を思い、何を目指したのか。 志は同じであっても、やがてすれ違い、二人は、離れていく。 これは、そんな、覚めゆく夢を描いた、寂しい、物語。 【アルファポリス 歴史・時代小説賞 奨励賞を受賞】 【第8回ネット小説大賞 一次選考通過】
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