【二章完結】青春ストーリーテラー〜世界を越えて、愛を紡ぐ〜
最終更新:2022/1/20
作品紹介
成績優秀、運動はそこそこ、容姿は普通の高校生、紡詞 綴理。彼は物語を読む事が何よりの趣味で、主人公に憧れつつも自分はそうはなれやしないのだという現実に少し絶望感を抱きながら日々の生活を送っていた。 ある日、日課である休み時間の読書を終え、本から顔をあげた瞬間急に視界が歪み、そのまま意識を失った。 気がつくと教室にいたクラスメイト達と共に見知らぬ部屋で見知らぬ人達に周囲を囲まれていた。現実に理解が追いつかず騒いでいた者もいたが、そこに現れた王と名乗る人物に異世界から勇者として召喚されたと説明を受け、とりあえず落ち着かされ、ステータスの確認をされる事になった。クラスメイトの陽キャや有名な先輩たちは【勇者】【賢者】【聖女】など軒並み目立つ職業を手にしたらしく、他のクラスメイト達もある程度有用な職業を手に入れたみたいだった。そんな中、綴理が手に入れた職業は【ストーリーテラー】という戦闘でも支援でも使いどころの無い、はっきりいって不遇職であった。戦闘においてなんの役にも立たないハズレ勇者と判断された綴理は、もう一人のハズレ勇者と共に王城から追放される。 これは、不遇職から始まり、いずれ最強の力を手にしていつか夢見た主人公になろうとする一人の少年の物語。
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