道具使いアンジェリカ
最終更新:2020/12/13
作品紹介
故郷は炎に包まれた。家族は全て失った。 赤い髪の少女アンジェリカに残されたのは自身の手ずから作り上げた道具をまるで手足のように操る力と、未だ幼い親友のミツバだけ。 少女は親友を連れて逃げるように故郷を出た。新たな地に身を落ち着け、自慢の人形劇で日々の糧を得ながら細々と生活することを選んだ。 復讐したいという気持ちが無いわけではない。仇が憎いと言う気持ちが消えたわけでもない。けれど追っ手は現れる。決して彼女達を逃がしはしない。 アンジェリカにできる事といえば、自身の道具を操る力と、旅先で出会った仲間の力を借りて抗う事だけであった。 人形が、ぬいぐるみが、木組みの馬が、小さな鉄の小鳥が、彼女に力を貸してくれる。 ――少女は決して一人などでは、なかった。 ※どんなおはなし?※ ”道具”を使って日々の糧を得たり魔物と戦ったりする女の子のお話です。 その過程で勇者と友達になったり魔王と追われたり結婚式に参加したり教会の陰謀に巻き込まれたりする冒険譚です。 そんな彼女の忙しい冒険ですが、たまに同じ冒険者の仲間と談笑したり、教会のシスターとお茶会したり まったりする成分もあったりします。 そんな小さな女の子が”この世界”を救うまでの物語。楽しく読んでね
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