閉じ込められた歌姫と王子になれない青年
最終更新:2019/7/7
作品紹介
貴族の旦那様は青年を引き止め、鋭い目線を向けながら仰った。 「お前は、歌の上手い娘に心当たりは無いか?」とーー 旦那様は亡きお嬢様に似た『歌声の美しい女性』を探していた。青年は悪い予感がし、その屋敷で働き始める。そしてその2年後、ある女性は屋敷に連れてこられる。 その女性は、青年の良く知っている孤児院で一緒に暮らしていた人だった。 遠く離れ地で働いて孤児院を守るために、彼女に無茶な仕事をさせないために。そして、誰も好きにはならないと、距離を取るために彼女から去った、まさにその女性。青年は旦那様に買われて欲しくは無かったと、彼女の身を案じつつ戸惑いながらも、5年ぶりの再会を果たす。 長年、両親の事を許せずに生きてきた青年は、人目を盗みながら彼女と逢瀬をし、やがて両親と同じ立場に立つことになった。 ※完結はしたものの現在、工事中※ 1話~ …本編 約10万字 …後日談 …設定や裏話
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