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作:愚者

魔導帝国の英雄譚 〜そして少年は英雄になる〜

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最終更新:2022/3/13

作品紹介

「俺は、魔法が大嫌いだ」  大陸最強の力を誇る軍事魔導大国――ガラード帝国。そこには、優秀な「魔道士」の卵たちを育成する「魔法科学院」が数多く存在する。魔法という超常の法で己が未来を切り開くべく、国中から志ある若者が大勢集められていた。  そして、その一つが存在するとある都市に、少年──アクト=セレンシアがやって来る。 「あんな『人殺しの技術』を極めようとしてるアンタ達の方が、俺には恐ろしく見えるよ」  ただしこの少年、大がつくほどの魔法嫌い。魔法を使わず、己の肉体と一振りの剣を携え、強大な力を持つ魔道士と戦い生き延びてきた生粋の剣士である。だがしかし…… 「喜べ。お前には私の手駒として、この街を拠点とした学生生活を送ってもらう」 「じ、冗談だろ……?」  少年に拒否権なし。帝国に巣食う「闇」を一掃すべく、元・傭兵のアクトはかつての師である魔法科学院の学院長からの要請(命令)によって、不本意ながらも学院に(ほぼ強制)入学することになった。  それは、歪な半生を送ってきた彼にとって、激変する生活・当たり前のように享受せし「日常」との乖離・長らく目を背け続けてきた魔法との付き合い方に、否応なく向き合わなければならない始まりでもあった。 「アホか! こんな街中でぶっ放すとか、正気かお前!?」 「うるさいうるさいうるさい!! こんな事故に乗じて乙女の体を触るなんて最低よ!!」 「私の友達がご迷惑をおかけしてすいません!」  ひょんな事から、アクトは二人の少女と出会う。そして、偶然にも起こったこの不思議(?)出会いが、彼らの運命を良くも悪くも大きく変えていくことになるのだった。  図らずしも次々と襲い掛かる「波乱」の日々を経て、彼とその仲間は共に成長していき……やがて、邪悪なる存在によって引き起こされし「波」は帝国を、世界の命運をも揺るがす動乱の嵐を巻き起こす!!  これは、人が紡ぐ歴史の転換点、その記録。暗雲立ち込める混迷の時代に、多くの人々の「願い」と「希望」を背負い……魔法を嫌う少年は帝国を、世界を救う英雄となる。 (注意1)本サイトと並行して、本作はノベリズム様にも掲載しております。 (注意2)本作は非常に超長編・文字数です。時間がある時に読むのをお勧めします。

残酷な描写あり日常男主人公魔法剣士

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