蝶々さんは恋を知りたい
最終更新:2017/5/25
作品紹介
都には陰陽師、里山には神秘がまだある中、外国からの文化がもたらされて馴染みつつある時代。 蝶々さんは村から離れたとあるお屋敷に住んでいる。覚えている限り昔から、これからもずっと先まで住んでいるつもりだ。 秋の長雨のころ、蝶々さんは不思議な日記を見つける。自分の字のようなのに書いた覚えのないもので、多くの日記の中に隠されるようにしまわれていた。 「蛍ですら身を焦がすのに、わたくしはまだ恋も知らない」 たった一文書かれた日記は蝶々さんの好奇心を刺激する。蝶々さんは、恋という字を知らない。恋がなんなのか知らない。 蝶々さんの興味から始まった恋探しは意外な客を招いていく。
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