悠久の世界は月のために
最終更新:2023/6/4
作品紹介
世界各地に原因不明の半黒球が出現した厄災で13もの国が消滅し、それとほぼ同時期に瞳に欠片を宿す能力者が現れたことで世界は三分化された。 科学によって文明を繁栄させた《表の世界》 魔術師が神秘を管理する《裏の世界》 未知の存在である《欠片持ち》を集めた《狭間の世界》 厄災が再び訪れることを危惧しながら、それぞれの世界がお互いを警戒することで安定した日常を取り戻そうとしていた。 月宮湊は《狭間の世界》に住む無能力者の高校生だった。学校生活となんでも屋でアルバイトをする日々。ある日、ひとりの少女を守るために《欠片持ち》と戦ったことで死の淵に立たされる。絶命する間際に『神と名乗る男』に出会い『神の力』を与えられて蘇ったことで、後に『春の大火災』と呼ばれる街の一画が燃え尽きた《欠片持ち》との戦いに生き残ることができた。 しかし月宮は知る由もなかった。 ひとりの少女を守るために得た特別な力が街ではなく世界そのものの安定を壊してしまうものだと。 特別な力が現れたことで、世界は動き始める。 魔術師、精霊、悪魔、吸血鬼、《欠片持ち》。 月宮の闘いは激化していき、その度に「神の力」を使わざるを得なくなかった。 たとえその身と魂が崩壊していくことを感じていても。 ※更新はだいたい土曜日20時30分 ※毎週ではありません ※第七章執筆中、第八章構成中 ※ひっそりと更新します
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