少し、存在意義について語りたいと思う。
最終更新:2019/3/17
作品紹介
ネット小説大賞七で一次通過! 非公式小説賞第一回いっくん大賞でシナリオ部門に入選しました! 「少し、存在意義について語りたいと思う」 男は唐突にそう言った。今語られる、英雄伝の真実。 地震、異常気象、植生変化。未曾有の大災害は、人類の栄華をあまりに簡単に打ち滅ぼした。都市国家として生き延びた『トーキョー』で暮らす、独りの人造人間。ある雨の日、彼が一人の少女を救ってから、全てが始まった――― 第一章 Shepherd's purse 世界を管理し人類を導く人類の希望、研究所。しかしその実態は、子供をも簡単に殺めてしまう異常思考の持ち主たちだった。 研究所によって、親を、ありえたはずの幸せを失った少女。孤独な逃亡はその心を擦り減らし、絶望と無気力へと追い込んでいった。彼女の悲哀を自分と重ねた人造人間は、少女を守りたいと切に願う。その願いは、存在意義を失うと消滅する『存在意義の呪い』を引き起こした。 幸せを知るための孤独な二人旅が始まる。 第二章 forget-you-not 研究所の凶弾に倒れた少女。少女を想うが故に、少年は肉体を失った。それでも、少女は幸せを諦めない。少年の肉体を取り戻し、研究所を打ち滅ぼすため、少女の旅が始まる。一人旅は徐々に仲間を増やし、組織『イデア解放戦線』が誕生する。 そして、少女は英雄となる――― これは、ハッピーエンドが約束された物語。少女を守り続けた少年と、少年を信じ続けた少女の英雄譚。今では誰もが憧れる、ささやかな昔話。 あなたも、存在意義について語ってみませんか? ※感想、ブックマーク、レビュー、待ってます! 現在一章完結、連載休止中。二章で完結ではなくなりました。今のところ四章+外伝予定
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