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作:高杉愁士朗

バーサーク≠ビーナス

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最終更新:2021/2/5

作品紹介

地球は数々の天災、自然災害が相次ぎ、とうとう、島がひとつしか浮かばない世界になった。島は、日本だったのか、アメリカ大陸だったのか、中国大陸だったのか、どこだったのかさえもう分からない。島の名前は「ユートピア」。理想郷という名のディストピアだった。 そのせいもあり、少子化は進み、この島を治める「アマテラスプロジェクト」という名のもとに、人々は、ビーナスと呼称される少女の戦闘用クローン人間に脅かされる日々を過ごしていた。 廃墟となっている「ユートピア」では、男たちが日々、ビーナスと戦っている。人間の女は貴重な存在になり、別の施設で子どもを産むために保護されていると聞いていた。 ロキは、この島の外に出れば、別の世界があるという噂を耳にしていた。それは「ユートピア」にいる者たちの中では都市伝説のようなものであり、希望だった。 ロキは、冷酷なビーナスと戦う最中、ひとりのとあるビーナス、No168(通称イロハ)と出会う。 怪我をしていたイロハを救いだし、ロキはイロハと「ユートピア」を抜け出す覚悟を決める。感情のないクローン人間だったイロハも次第にロキと通じ合い、旅の中で出会う仲間とともに、この「アマテラスプロジェクト」の真の意味を知ることになる。 ロキの本当の存在理由は、世界を揺るがす事実だった。 ※ノベプラでも公開中。

恋愛近未来感動ディストピアクローン

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