優しい死神は、君のための嘘をつく(旧題:桜色に染まる空の向こうで優しい死神は笑う)
最終更新:2018/12/11
作品紹介
「桜色に染まる空の向こうで優しい死神は笑う」より改題・改稿の上、2020年6月25日KADOKAWAより発売されます。 書き下ろし番外編も収録されておりますのでよろしくお願いします! 重い心臓病で何度も入院を繰り返している真尋(まひろ)は、ある夜部屋に風が吹き込むのを感じて目を覚ました。 ベッドのそばに立っていたフードを目深に被った少年は自分のことを死神だという。 そして「君の魂を貰いに来ました」と真尋に告げた。 30日以内に死ぬと告げられた真尋は「その日まで私の喋り相手になってもらおうかな」と明るく言った。 病室でいつも一人ぼっちだった真尋は死神と過ごす日々がだんだんと楽しくなってくる。 けれど運命の日は訪れてしまう。 弱弱しくなった心音。 掠れた声。 そんな真尋に死神がとった行動とは――。 これは決して結ばれることのない、死神と死を告げられた少女の切ないラブストーリー。 「ねえ、死神さん」 「なんだい?」 「私を一人にしないでね」 「……しないよ。最期まで、僕が君のそばにいるから」
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