昇龍、扶翼を喪ず――南朝宋武帝 劉裕伝
最終更新:2022/2/16
作品紹介
更新停止中。 長江の向こうは、異民族のるつぼと化した。 三国志の時代から下ること二百年。中原には異民族が割拠し、漢族は呉の地への退去を余儀なくされていた。捲土重来を期し、幾度もの北伐の軍が起こるも、はかばかしい成果が上がることはなかった。 そのような中を這いあがってきた男がいた。男の名は、寄奴。のちの南朝宋の建国者、劉裕である。 寄奴には、かれを陰に日向に支えてきた一人の男がいた。この物語は、その男――丁旿を介し、語られる。
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