縁の下の力持ちが濡れ衣でパーティーを追い出されたわけですが
最終更新:2019/4/5
作品紹介
王都でも10本指に入る冒険者パーティー”スヴァット”。 今では辺境の地に住むものでさえ知らぬ者はいない”英雄”たちだが、その実は全員がこの国で忌み嫌われる黒髪持ちで、不幸を呼ぶとか出来損ないとか言われ続けた故郷を飛び出し、世間を見返してやりたいという想いのもと募った同士だった。 大柄で声は大きいけど攻撃力が低いレイバン。 弓を構えれば狙えば百発百中……だが、弓がないと何も出来ないノト。 ハイリスクな一撃必殺技を持つ格闘家のローム。 そして、補助魔法に長けた魔術師である、アタ。 忌み嫌われ笑われてきたスヴァットは、王都に現れたドラゴンを倒してから英雄になった。英雄になって、国の誰もが崇め奉る存在になった。 しかしそんな最中、アタはスヴァットの名声に引かれたとある女の策略でパーティーを追い出されてしまう。 「別に貴方じゃなくてもいいてことよ。代わりなんていくらでもいるんだから」 私でなくてはいけない理由は、私だけが知っていればいい。 しかしその理由を語ることもないまま王都を後にするアタ。果たして、スヴァットはどうなってしまうのか? 縁の下の力持ちの凄さを知るがいい! 底辺スタートから頂点に登りつめ、それからもう一度底辺に滑り落ちた補助魔術師の、やり直し異世界冒険人生!
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