遥かなる天空の王国より
最終更新:2021/1/5
作品紹介
天から降ってきた少女は言葉が分からぬ異世界で、城を追われた青年王に助けられた。ここから二人の戦記が始まる。 黒髪の王家において、ただ一人赤い髪をもって産まれたジーグフェルドは、臣下のファンデール侯爵家へ預けられていたため、王位継承からは遠かった。が、ある日突然国王に任命され無理やり王宮へ連れていかれてしまう。この即位に不満を抱いた叔父のランフォード公爵は謀反を起こし、不覚にもジーグフェルドは城を追われてしまうのだった。刺客からの逃走途中、天から降ってきた少女に出逢う。彼女は話す言語が違ううえ、記憶まで失くしていた。ジーグフェルドは彼女に、赤い月の女神イシスの名をおくり、危険な逃亡旅ではあるが、二人はともに協力し合い生き延びる道を探す。 【登場人物紹介】 イシス ・・ 本作品の主人公。しかし作者の「異世界に転移して、言葉がすんなり通じるなんてありえない」という考えの元、大幅に出番を減らされてしまった可哀そうな少女。 ジーグフェルド ・・ ↑上記理由のため、第一部の主人公の座を勝ち取った男。だが、いじめられ人生まっしぐらで哀れななことこの上なし……かな?
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