でも助走をつけて
最終更新:2017/1/20
作品紹介
なぜ廃屋の写真を撮るようになったのか、と聞かれれば、別に廃屋の写真じゃなくてもよかった、ということになると思う。 三つ編みダサ眼鏡の万年委員長のわたしは高校入学を期に心機一転、華麗な高校デビューを果たしたのだった。けれど、それでもいつまで経っても高校デビューモードの垢抜けた自分に慣れなくて、まるでコスプレをしているような違和感が拭えなくて、なんとなく肩が凝ってしまうような気がして、わたしは休日になると本来の三つ編みダサ眼鏡スタイルに戻ってカメラを構え、廃屋の写真を撮りに街を歩く。 そんな時に、不意に声を掛けてきたのが北島巧。ありていに言えば、たぶん、わたしの初恋の人。 二章は青木編です。 最終的には三章ユイ編と四章北島編の全四章構成の構想ですが、とりあえず締め切りまでに行けるところまで頑張ります。
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