大正横濱 あやかし坂の木蓮堂~ブーツと袴と黒猫の番人~
最終更新:2021/5/31
作品紹介
◆大正横濱あやかしファンタジー。『視える』力を持つ女学生・瞳子(とうこ)と、あやかし関連の事件事象を扱う『天妖番』の一眞。二人はあやかしが引き起こした事件を調査していく。ちょっぴり恋愛要素も。*十話で一章完結してます ◆『木蓮堂』は、横濱山手の外国人居留地のすぐ隣、ハイカラな元町商店街から一本入った小さな坂――『あやかし坂』にある小さな洋館だ。外国人向けの骨董や舶来の品を扱う小さな店で、店主で(大して売れてない)小説家の叔父、舜次郎と――女学生の姪、瞳子がいる。 女学校へ通う瞳子は十六才。学友たちの関心事は恋物語や縁談だが、『跳ねっ返り娘』と呼ばれる瞳子はイマイチ興味を持てず、店の一角を任され商売に精を出す毎日。 ◆ある日、木蓮堂に『天妖番』の男がやって来た。あやかし関連の事件を扱う彼らが持ち込んだのは豪華な振袖の写真。 「見覚えはないか?」そう訊ねる男を見上げた瞳子に視えたのは、猫のような『耳』と『尾』 そして写真の振袖には『白い手』が視え――。 *以前他所で公開していたものを改稿し、投稿しています。現在は他では公開していません。
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