虹色の英雄伝承歌 紅刃の章 ~復讐の果て、さまよい続ける死神剣士~
最終更新:2017/11/17
作品紹介
「あらすじ」 故郷を焼かれ、復讐の果てにすべてを失い、戦いの中での死を望む剣士 少し抜けていておせっかいだが、すぐれた歌の才を持つ詩人 戦いの才はないが、目ざとく活発な商人の娘 これは彼らによって紡がれる物語。 オヴェ・スタフィ王国とソーレチェアーノ帝国との戦の中、頭角をあらわし、死神の剣とあだ名されるようになった剣士「エダ・イスパー」 だが、冥府の神の名を名乗る彼の目的は故郷を焼き、家族や親しい人々を奪った相手への復讐。 長い戦いの果て、エダは復讐を果たす。だが、彼は復讐を果たしたことによって生きる目標を失ってしまう。 すべてを失い、生きる希望を見いだせないエダは自らの死を望み、戦いが終わってもなお戦いをやめる事なく、闘技場で歓声を背に魔物と戦う日々を過ごす。 一方、英雄を求めて各地を旅する白き詩人ビアトロ・ヴァトーレは、スリエード商会の娘、ラトや英雄にして領主であるフォルト・ガシオンらに出会い、彼らとともにエダを見守る。 果たして闇の中を進むエダの前に光は差すだろうか? ~水と石の道が交わる町で紅い剣士と白き詩人が見えぬ糸に引かれて出会いし時、剣士の数奇なる人生は詩人の心に波紋をもたらす。そしてその出会いは刹那で終わることなく、引きあい、絡まり、響きあい、やがて一つの旋律となり、彼方より吹く風に乗って草花を揺らす~
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