The World Savers
最終更新:2021/12/8
作品紹介
現世と幽世の狭間に存在する「無盡原(ムジンハラ)」。 かの地にて、人知れずゴーストを打ち払う役がある。 才を見込まれ、役に任じられた冬木一は、しかしまったくやる気になれなかった。 もしゴーストが現世へ到達すれば、人へ災いを為す。 だが、だからなんだというのか。 滅ぶのが世界の選択であるなら、流れに任せるのが摂理というもの。 他の仲間たちが戦いを選ぶ中、冬木だけは傍観を続けた。 案内役の鬼司(おにつかさ)は多くを語らない。 活躍すれば、可能な限りの望みをひとつ叶えるという。 まるでお伽噺だ。 こんな話には、いつだって裏がある。 冬木は鬼司の真意を探るべく、傍観に徹した。 世界のことはどうでもいい。 だが謎があるなら暴いてみたくなる。
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