VRで狂った俺が、大切なものをなくして結果的に世界を救う話
最終更新:2013/6/26
作品紹介
仮想現実型ネットワークであるアルカディアが稼働して、十年以上が経過した世界。 俺は日々、VRMMOゲームの〈オメガ〉をプレイしていた。 目的はただ一つ。〈オメガ〉をプレイする引きこもりの妹と、ただほんの少しの繋がりを求めて。 ある日、アルカディア全体で大規模の通信障害が起きる。そして、俺が覚めた時には、一週間が経過していた。 俺は妹を探して家に戻り、ある男に出会う。 そう、ヴィティスという、俺の顔をしたあいつに。 ヴィティスに殺されかけた俺は、一人の男に助けられる。 そして世界支配を目論む組織、バベルの存在を聞かされた。 俺はそのバベルに攻め込むことを決める。世界を守るため、なんかじゃない。たった一人の妹、香凜にもう一度逢うために。俺の存在を肯定してもらうために。 ああ、俺は、狂ってイカれたこの世界で、ただ一人のぬくもりを求めて──俺の知らないリアルでの戦いが、始まった。(主人公は異常です)
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