齢僅か十六歳の少年、結城は目覚めるといつの間にか知らない森に一人残されていた。訳も分からず森を彷徨い、狼の群れに襲われ死にかけるもどうにか撃退し、明らかに異常な状況から自分のいる場所が『異世界』と気付く。 彼は元の世界に残してきたたった一人の家族に再会するために、『異世界』を旅することを決意する。 それは決して英雄譚のような、都合のよい妄想ではないと知りながらも彼は立ちはだかる脅威と戦う。自分の腕の中にある大切なものを護るため。 ※四月二日・タイトルを変更しました。(若干タイトル詐欺と思ったので)
更新:2016/5/7
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