薄暗く狭い部屋の中で、禍々しく光っているのはコンピューターのディスプレイだけだった。簡素なGUIを背景にして、ディスプレイ上には珍妙奇天烈な文字や図形が並んでいる。しゅっしゅという蒸気音が、間歇(かんけつ)的に聞こえてくる。
更新:2009/11/11
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「ねぇ、バベッジ」自慢のアッシュブロンドをたおやかな指先で軽く漉きながら、エイダは身体を半分だけよじって、背後を向いた。振り返りざまに、肩甲骨よりも遥かに長い髪が揺れては拡がった。木目細かい毛の一つ一つが電灯の光にきらめく。狭い部屋の中央のソファにふんぞり返っていたバベッジは、身を起こした。ぞんざいに頭を掻く。
更新:2009/9/3
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窓硝子が盛大な音を立てて、割れた。飛散した硝子が室内一帯に散った。大きな破砕音を耳に受け、手塚美紀は跳ねるようにして、飛び起きた。夢を見ている最中だった。心地よさを与えてくれていたそれは、覚醒によって即時寸断された。
更新:2009/3/8
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長門スキーなにわかの語るテキトーなお話。
更新:2009/2/25
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