今は遠い1980年代。俺、諏訪原光雄はさほどコアでもないアニメファンとして青春を過ごした。そして50代に差し掛かったある日、高校時代に楽しんだロボットアニメ「重戦甲ガルムザイン」の劇場版製作発表を知る。喜び興奮したのもつかの間、俺は交差点を横断中に暴走トラックに激突してあえなく死んでしまった。 気が付けば俺の意識は地球ではないどこか、第一次大戦をほうふつとさせる文明レベルをもつ世界の、大陸辺境で小さな村を治める騎士の家に、一人息子「ロンド・ロランド」として目覚めていた。 だが、その名こそ。 ガルムザインの劇中、中盤過ぎたところで悲惨な最期を遂げて退場するライバルキャラその人であったのだ。かくして原作知識を頼りに、ロンドこと俺の危険な綱渡りが始まった。
更新:2023/2/18
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