作品紹介
現代ダンジョン部。それは果ノ先高校の隠されたエレベーターから行ける異世界に存在するダンジョンを活動場所とする非公認の部活である。 そこの部員である井荻将介(いおぎしょうすけ)はある日ひょんなことから魔導鎧と呼ばれる巨大な鎧をダンジョンの中で拾う。 それと同時に発生するダンジョン内でのモンスターの異常発生。それに井荻は強力な魔導鎧とともに立ち向かっていく…… バトルあり、恋愛ありの青春現代ファンタジー! ~作者作品紹介より~
読みます企画にご参加で第4話 魔導鎧、その名もアンタレスまでの感想になります。
ファンタジーを読むのがあまり得意ではない私ですが、とても読み易い作品です。
ファンタジーになりがちなのが、ドーンと冒頭で世界観を書いて、設定やら何やらを読者に理解しろと世界観を押しつけてくる作品が多く、それが苦手でファンタジーを読まなくなってしました。
さて、本作ですが、そのような押しつけを感じさせずに、主人公の幼馴染である板野真希が、現代ダンジョン部に迷い込むことによって、先輩が板野真希にダンジョン部について教えるという内容で、上手く説明されており、違和感を感じずに読み進めることが出来ました。これは、作者の筆力が高いからだと思います。
一人称でPOPな文体が、物語の楽しさを伝えてくれていました。
高校の中に異世界に通じる場所があり、部活として活動し、おこずかいを稼ぐ。という、設定も新鮮さを感じます。
魔導鎧を手に入れ無双するこの先の展開も期待感大ですね。
余談ですが
アリスのキャラクターについて、ゲートに出て来るロゥリィ・マーキュリーを思い浮かべました(笑)
登録:2022/9/29 13:20
更新:2022/9/29 10:04