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コミカライズ原作
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3.5
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作品紹介

 神が人間同士の争い事を楽しみたいが為だけに造られた、四大精霊が宿る銃。神は、それを人間に使わせる為に、天使という使いをも造った。  その銃を使えば、どんな人間にも精霊の力を使った物理攻撃が可能となり、天使は、使用者となる人間、その人間に銃の使い方を教える指南役となる人間、ニ種類の契約を結ぶ。  屋敷の女主人とその娘達に、虐待を受けながら執事を続ける青年、ゼロ。彼の目的は、家人に毒を盛り、末永く苦しめた後に、屋敷に取り憑く怨霊となること。そんな彼の、もう一つの仕事が、四大精霊銃の指南役だった。  ゼロの元に送られてくる、生霊状態の仮使用契約者。彼は、なるべく天使の思惑に反するよう、仕向けていく。  一方、異国の島で暮らす娘、緋亜は国の結界を守る五本柱の一人として生きていた。  彼女は親に捨てられ、湖に巣食う妖しの生贄にされそうになったところを、当時の五本柱であった、ケイに助けられ、その後継者として育てられた。  しかし、育ての親ケイは、ある日急死してしまう。その後一人で暮らしていた緋亜の元に、ケイと異形の島の巫女王との間に生まれた、アオがやってくる。生まれ故郷の島に帰れないアオは、緋亜と共に街で働きながら生きていく。  ゼロが天使から得た報酬である毒草から、緋亜と島で出会うことになる。緋亜は、ゼロに暗闇から抜け、本名のレオンとして生きて欲しいと伝える。  ゼロは、レオンとして、緋亜の隣で生きる事を選び、屋敷を出、天使との契約も破棄する。  そして、異形の島では、王位継承で揺れていた。巫女王の跡継ぎは、彼女の実子ではない為、島を支える特別な力がないのが、その原因だった。  その特別な力を持つアオは、再び故郷の島に戻り、王の一族を支えることを誓う。  緋亜の隣で生きることを望む、レオンとアオ。そのどちらも大好きな、緋亜。三人は、同じ街で共に生きていくのであった。~作者作品紹介より~


読みます企画にご参加で、三章まで拝読させていただきました。

濃厚な香りのするファンタジー作品。

タイトルにある四大精霊が宿る銃。それを作った気まぐれな神。 

その銃を使えば、どんな人間にも精霊の力を使った物理攻撃が可能という設定もしっかりして、文章も書きなれている印象です。


天使というイメージとは裏腹に邪悪な天使。

それに何やら心に闇のある執事が出てきます。

皮肉屋の執事ゼロのキャラクター、影のある雰囲気が良い。


「いつ、こいつらの息の根を止めようか。

屋敷の若き執事たるゼロは、毎朝それを考えている。」

ゼロのこのセリフ良いですね。

asato umi

登録:2022/10/25 11:41

更新:2022/10/25 11:43

こちらはasato umiさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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迷宮探偵4946 ~剣と魔法のファンタジーRPGで、なんとしても探索者として成功したい黒髪和風エルフの巨乳剣士(天然)は、この世界にたった一人の『迷宮探偵』に依頼して最難関の迷宮で一発逆転狙います!~

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4.0
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asato umi

悪役令嬢は等身大な恋がしたい

作品紹介 侯爵令嬢アメリア・サリバンは、学園では名の知れた「悪役令嬢」だった。 冷たい印象を与える容姿であることに加え、人気者のレオナルド・クラークと事あるごとに対立しているからだ。とりわけ、レオナルドの支持者の一人、アルバート・チェイサーとは犬猿の仲だった。 ある日、いつものようにレオナルド達と衝突したアメリア。気晴らしに寄った図書館で、恋愛小説を借りようとしているところをアルバートに見つかってしまう。 「意外だよ。恋愛小説なんて読むんだな?」 その日から、アメリアの日常は少しずつ変わっていく。 *真面目で意地っ張りな悪役令嬢と、モブ属性の伯爵令息の小さな恋の物語です。 ~作者作品紹介より~ 悪役令嬢の人物像としては、定番中の定番。権力を持つ者、位の高い貴族の令嬢の主人公。 その主人公アメリアの視点で物語が進んで行きます。悪役令嬢と言われ、本音のところでは傷ついているが、高いプライドで武装して、何でもないフリをしているアメリアの人間味が溢れる描写が、私的にはとても好きです。 意地っ張りで、真っ直ぐなアメリアがなんとも可愛らしく見えます。 キャラクターも立っていて、腹の底がわからない人気者のクラークや、思春期男子そのもののチェイサーも良いですね。 少しずつ気持ちが移り変わる様子もほのぼのとして、とても良いお話です。

4.5
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asato umi