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ジャンル:歴史・時代

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大正石華戀奇譚 <桜の章>

幸せを掴みかけた時、更なる不幸が訪れる。物語は果たしてどんな結末を迎えるのだろうか?

【簡単なあらすじ】 ジャンル:時代小説 舞台は、大正。 主人公は『不幸の菫子様』と呼ばれていた。家族や使用人から疎まれ屋敷内で孤立していた、珂祥伯爵家の長女でありながら。しかし噂を物ともせず、彼女に求婚してくれるものがいた。それは彼女に差した一筋の光であり、望めなった幸せを得るチャンスでもあった。だがその求婚者との婚約パーティで事件が起こる。その事により主人公は命の危機に晒さ、それを救ったのがあやかしだったのだ。果たして彼と主人公との繋がりとは──? 【物語の始まりは】 ある一場面から始まっていく。これにはどんな意味があるのだろうか?それとも彼女の夢なのだろうか? 主人公は伯爵家の長女であり通常ならば、家柄などから幸せな家庭なはずが、”不幸の董子さま”と呼ばれていた。 彼女に関わる者が偶然にも不幸に見舞われるのである。初めは偶然で済まされていたことも、度重なると必然となる。たとえそれが根拠のあるものだと証明されなかったとしても。 まもなくして彼女は”不幸の董子さま”と噂されることとなる。その噂は簡単に広まっていったのだろう。生涯独り身でいることを覚悟しなければならないほど、彼女に近づく者はいなくなったのである。だがそれで終わりではなかった。ある高貴な者が彼女に求婚したのだ。その者との婚約パーティーの日、また事件は起きてしまった。果たして、主人公の運命は? 【舞台や世界観、方向性】 大正を舞台にした作品。あやかしが存在する。 主人公に近づく者に不幸が起きることになった発端は徐々に明かされていく。そしてそれに纏わる物語も存在する。主人公があやかしと出逢うことにより、物語は今までとは違う方向へ進んでいく。 【主人公と登場人物について】 将来を諦めていた主人公に唯一求婚したのは、誰もが憧れる美貌を持った宮家の者だった。自分のせいで他人を不幸にしてしまう主人公は、喜びと同時に憂いも感じていた。何故なら、彼が不幸になってしまうのではと心配していたからである。しかし、帝の許可を得、いよいよ二人は正式に婚約することになったのだ。常に主人公に対し冷たい視線を向ける継母、とても気になる存在である。 【物語について】 自分のせいで不幸が起きたと自責の念に駆られてはいるものの、どんなことが起きたのかについては段々と明かされていく。そんな”噂”をされている主人公は、そのせいで縁に恵まれることはないと思っていた。 しかしそんな噂をものともせず、彼女を心から愛する者がいたのである。屋敷ではイジメにもあっていたようだが、婚約パーティーが行われることとなった日、ある事件が起きてしまう。彼女は一体どうなってしまうのだろうか? 物語は婚約発表のパーティーの日に起きた事件より、新たな展開を迎えていく。主人公の出生の秘密や母の視線の意味。そして彼女の所有する石に纏わる話など、徐々に謎の部分が明かされていく。 【良い点(箇条書き)】 ・言葉遣いや表現などにより時代らしさが出ている。 ・主人公が孤独であるというのが伝わって来る。 ・人間らしさを感じる物語である。 ・服装など細かく描写されており、色彩や華やかさも感じることができる。 ・謎の部分があり、ミステリーを読んだ時のようなハラハラドキドキ感がある。 ・あやかしものである設定が活きている。 ・あやかしと主人公が出逢った後の展開に面白味を感じる。 ・登場人物それぞれに個性を感じる。 ・ラストの想像がつかない。 【備考(補足)】9話まで拝読(10ページ) 【見どころ】 この物語は、はじめは主人公の置かれている立場や境遇から始まっていく。そこから徐々に主人公の周りで起きていることが明かされていくのである。言葉遣いや服装、表現などによりその時代らしさを表現している物語であり、華やかさもある。主人公が過去と繋がる伏線は多数散りばめられており、ミステリーを読む時のような、好奇心を刺激する要素もある。 あやかしという要素が活かされており、びっくりするような展開も待ち受けている。そして特記すべき点として、全ての人があやかしの術にかかっているわけではないということだ。これが意図的ならば、そのこと自体が、物語の結末に深く関わっているのでないか? という想像もできる。あらすじには”真実へと至る悲哀の終焉”とあるので、バッドエンドなのが予想できるのだが果たしてどんな結末となるのであろうか?  あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? 主人公の行く先を是非その目で確かめてみてくださいね。 お奨めです。

5.0
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crazy's7

レディ・ウルフ

熱狂となり伝播する意志の核、個人の中の小さな妄執

やがて女王と呼ばれることになるとある傷痍軍人のお話。あるいは、戦争を含むひとつの歴史。 面白かったです。とにかく物語の作り方が巧みで、お話にグイグイ引き込まれました。 ひとりの女性の生涯を、語り部による口授という形で記した物語。しかし起こっている出来事の規模を考えたなら、これは彼女の物語であると同時に、この世界における歴史の一側面であるとも言えます。 時代の潮流が、世界規模の狂騒が、そのまま彼女の内面に収斂されていくような感覚。小さな個を通して見る大きな歴史。個人と世界の接続とそのスケール感に、ただひたすら打ちのめされました。 一番好きなところは、「そのあとは、きっともう知っているね。」の一文。そのひとことにより省略された、おそらくは彼らにとっての〝周知の事実〟。それが歴史的事実として前提となっている、その(語られている相手の)感覚との解離。 なんか頑張ってそれっぽいこと言いましたが、正直うまく言えません。とにかく好きです。あらゆる方向から、ときに思いもしないところからも心を揺さぶってくる、死ぬほど〝強い〟物語でした。

5.0
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和田島イサキ

殺人執事ロイ・フォンテーン

本物の、偽物の執事のお話

とある執事の半生を綴った物語。あるいは、彼の犯した殺人を活写したお話。 なにやら実話っぽい語り口、と思いながら読んだのですが、どうやら本当に実在の人物でした。 ロイ・フォンテーン、本名アーチボルド・ホール。作中の殺人事件も実際にあった出来事のようで、つまりは伝記ということになるのだと思います。 わりとネタバレになってしまう感想なのですが、最後の一文が好きです。 あの一文でくっきり話の核が見えるというか、主人公がロイさんから一気に英国そのものになる感じ。加えて、実はそれがキャッチコピーの時点でネタバレされていたこと。 “斜陽の大英帝国に彼は現れた。執事という幻想の燕尾服を纏って。” 執事という燕尾服が幻想と化してしまうほどに、斜陽化した大英帝国のお話。ロイ・フォンティーンという人物を通じて描かれる英国の衰退。いや、彼自身はしっかり主人公しているのですが、でもそれを結びの一行で全部丸ごと『英国』に飲み込んでしまう。あの一瞬の、世界がぐわっと広がる感じ。物語のスケールの上書きをたった一文で完了させる、しかもそれが最後の最後にくる、あの瞬間の快楽がもう本当に最高でした。

5.0
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和田島イサキ

鵺 (第五稿)

異質。しかし本物の文学がここカクヨムにあるならばそれは異質なのです。

例えば芥川の小説がカクヨムにあったとして、それにレビューをつけて宣伝することが彼の作品にふさわしいかどうか。その答はもしかしたら「否」なのではないかと思っています。 僕はこれまで良い作品があればレビューを書くのを最大の賛辞とし愛情表現としてきました。それに疑いがなかった。しかし本作を読んで、そうしたレビューと宣伝がこの作品に果たしてふさわしいのだろうかと考えざるを得ませんでした。読者が増え、星も増え、ランキングに載る。そういった幸福が、果たしてこの作品と作者のそせじ番長さん(中田さん)の望むものなのか。その答はもしかしたら「否」なのかもしれません。 とはいえ他にしようが無いのでレビューを書いてしまうのですが。でも、もうここまで書いたことだけで、僕の言いたいことはお分かりでしょう。僕のレビューは放っておいて、早く本作を読むべきです。 さて、本作は次第に狂気にとらわれていく芸術家の話です。ほんの些細な感覚からその狂気は始まります。僕は作者の中田さんとしばしばツイッター上でやり取りをさせていただいているので、その部分は多分普通の人とは違った感慨をもって読みました。読みながら思い出したのは、いつか僕が死にかけていた時に頂いた言葉です。一字一句正確には覚えておりません。しかし大意としては「私達は人には見えないものを見ることが許されたのです」ということだったかと思います。僕は本作を読みながら快哉を叫びました。「そうですよね、中田さん」。 僕はかつてこういうものを書きたくて筆を執ったのではなかったか、そう思わされる作品でした。

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辰井圭斗

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アイデアは面白い。

でも、ひよこ鑑定士、全然関係なかった。。。