好きすぎて紹介したい
※長文注意
※※要約するとスゲーから読んで!!
この作品はすごい。
元々の話を言うとこの作者すごい。
文章力がすごい。
なんじゃそりゃという光景を文章だけで描き出す。
読者がイメージできる要素を軽やかな文章の中にすっと織り込むのだ。
構成力がすごい。
まるで映画やアニメを見るかのようなシーンの積み重ねの中にきちんと芯になる物語が構築される。
物語が一段落した時、ああなるほど、とか、ですよねー、と思わせてくれるのだ。
世界観の構築がすごい。
小説の中にある世界観がすごくしっかりしていて、描写された場面の先にある世界を感じさせる。
キャラクターの魅力がすごい
魅力的な人というのがどういうものなのか。作者はちょっとした仕草やセリフでそれを示してくれる。
一癖も二癖もあるキャラを好きになれる。
心理描写と状況描写を混ぜ込みながら物語を進めるのは小説という媒体が一番優れていると思うのだが、作者はとにかくその「小説にしかできない」表現が上手い。
さて今作「ヴァンダライズじゃありません!」はVRものである。
そしてアイドルものでもある。
ついでに百合ものでもある。
なかなか攻めたミキシングだと思う。
いずれもジャンルとして成立する要素であり、今現在のメインストリームではない。
なぜ作者はこのジャンルを選んだのだろう。
ただの読者が言い切るのも何だがあえて言い切らせてもらう。
好きだからだろう。
なろうにおける前三作もそうだった。
バグ技というギミックへの愛、ハマった作品への愛、RTA動画への愛。
作者が好きなものをきっちり書ききっている。
その作者がこう言ってはじめたのだ。
ユリガカキタカッタ
そりゃもう、百合への愛ある作品ができあがるさ!!!
今現在約50話まとめて読むにはいい頃合いだ。
小説を読むのが好きな人。
手を伸ばしてみてほしい。
この作品は、すげーおもしろい!!
(この作者の作品は全部おすすめなんだがな!!)