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世紀末の境界線

苦しい時に思い出したい素敵なラスト

いわゆる毒親に育てられ、職場では横暴な上司に都合よく使われ、自らの行いによって人間関係を破壊してしまい、日本から逃げ出した主人公。失踪した最愛の弟が暮らしているかもしれないロンドンで新たな生活を始めたものの、人生に希望や目的を見出せず、根深いネガティブな考えを捨てられず、死への誘惑が頭をよぎることもある。 もし、この作品がありきたりな物語であれば、主人公は弟と感動的な再会を果たし、両親と和解(もしくは完全に離別)し、運命の恋人と出会い結ばれて、素敵な友達をたくさん作り、自分に自信をつけて、いい感じの再就職先を見つけ、幸せいっぱいの満面の笑顔で日本に帰ったことでしょう。 しかし、私たちが繰り返している日々の暮らしと同じように、主人公の状況は簡単に好転などしないのです。苦しみ、もがき、終わりなき一進一退を続ける地に足のついた筋書きは、まるで誰かの過去の日記を読んでいるようで、主人公と一緒に落ち込んだり、晴れ晴れとした気持ちになったり、また塞ぎ込んでみたり、彼女の日常と心の浮き沈みを存分に味合わせてくれました。 私たちがそうであるように、彼女の心はきっと、これからも浮き沈みを繰り返すことでしょう。けれど、彼女が最後にたどり着いた真理は、これからの彼女の人生を何度となく救うのだと思います。桜の花びらの舞う夜のロンドンを背景に描かれる美しいラストは、解決しようのない何かを抱えている人の心に、きっと響くと思います。

5.0
1
mu

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小説家になろう恋愛書籍化コミカライズ連載:67話

ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない

人は見た目じゃない

第一部は俺様王子編。 傲慢俺様なイケメン王子が『良い』と思えるのは、ヒロインが王子のことを好きになることが前提かつ、ヒロインとのふれあいで傲慢で俺様なだけではない王子の奥底にある良さ等が見えてくるからであって。 ヒロインに好きな人がいて王子のことはこれっぽっちも好きではない場合、権力と自身の魔法の力に物を言わせて人の話を聞こうともせず迫ってくるような俺様っプリは、『キュン』とするどころか『ただただ壮絶に面倒くさい』としか思えないんだな……と乙女ゲーマーとして目から鱗が落ちる思いがした。この手のタイプは乙女ゲではわりとメイン攻略対象として存在するので……前提と視点が違うとここまで意味合いが変わってくるのか……と。 王子の言動と彼自身が迷惑でしかないヒロインと、王子に憧れているヒロインの友人との会話での分かりやすい見え方の違いにめちゃめちゃ納得した。 第二部は俺様王子の弟の腹黒王子編。 第一部は学園内でことが収まっていたけれど、第二部はガッツリ王家が絡んできてヤバさが一段とアップ。 人の話を聞かない第一王子の次は、やはり人の話を聞かない第二王子に王妃と、この国の行く末が非常に不安になる。 が、番外編で第三王子が登場し、なんとかなるのではないかと一息つける。 物語全体を通して会話のテンポがよいので読み進めやすく、最初から最後まで一気に楽しく読めた。 いつも全力で好きを押し出すシャリーナと、困惑しながらも段々惹かれていくリオルの二人が可愛い、物凄く可愛い。 見た目は地味なガリ勉少年で、しかも魔法が使えないという欠点があるけれど、シャリーナの為に己が頭脳と持てる力を全力で使って戦うリオルは本当にカッコイイ。

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薬師の魔女ですが、なぜか副業で離婚代行しています

恋愛ジャンルになっているが、他者の恋愛に絡んだことを仕事としている物語でヒーローとヒロインの間に恋愛は始まっていない(今後もしかしたら始まるかもしれない? というような匂わせ雰囲気で終わっている)ので、ジャンルタグつけが間違ってる訳ではないが求めていたものとは違う……という複雑な読了感だった。 物語自体はさくさくとテンポよく読めて悪くなかったので、恋愛ではなくファンタジータグであれば気持ちすっきり終えられたのになあ……と思った。

小説家になろうヒューマンドラマ連載:88話完結

目的は生き延びること

展開は重めだが、『物語』として面白くて一気に読み終えた。 最終的にヒロインに想いを寄せる相手が、半分血のつながりのある義弟と、そうとは意図しないままヒロインを追い込んで、心と体に傷を負わせる原因を作った婚約者の王子の2人なのが、ああーーー……という気持ちに。 恋愛ものではないので、二人とヒロインがどうなるかは描写されないまま終わるが、個人的には義弟派。