ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

検索条件

サイト:カクヨム

Page184

条件をリセット
詳細条件で探す

写真家・ササキの存在意義

それでも僕は、写真家を真摯な職業だと敬服する。

 まだ連載中だが、完結まで書ききってほしいのでその一助になればと思いレビューを書いた。  カメラというのは魔性だ。カメラに魂を抜き取られると言われた時代があったが、現実から時間という概念を捨て、ただ一瞬を切り取るという行為に意味を見出した先人たちは偉大だ。何にせよ、思い出を保存して置けるのだから。  この作品がシリアスな展開でありながら、それでもスラスラと読めてしまうのは、作者のユーモアが僕たちが物語に没入する手助けをしてくれているからだろう。まるで漫才を見ているようだ。  ギャグを挟みながら小気味よく、時に人間の確信に触れる物語のリードは、今の僕には真似できない。口惜しいことに僕も創作を嗜んでいるのだが、こればっかりは実際に読んでもらわないと空気感が伝わらないだろう。特にテロリスティック。  また、家族の根深い問題に切り込みながらも、解決できることと出来ないことを分けて、最後まで依頼者の願いを叶えようとするササキのプロ意識には敬服する。  そして彼の言った、写真家ほど無責任な職業はない。写真を切り取るのは、一瞬。そして、どんな写真ができるかは撮ってからでないとわからない。  確かに、無責任とも取れる。しかし僕は、写真家ほど真摯な職業はないと思う。何故なら、不確実であるという結果を知っていたとしても、あえて依頼主が求めているであろう最高の一瞬を切り撮ろうとするからだ。  誰でもスマホで写真が取れる時代。女子高生でも画質だけならプロのカメラマンにも劣らないかもしれない。そんな時代で、カメラマンの役割とは一体何なのだろう。僕にはまだ答えが出せていない。

5.0
0
鷹仁(たかひとし)@カクヨム

あの海に落ちた月に触れる

読んでみて思った。「素直になれたらなあ」

「じゃあ、エッチしたいって思ったことある?」 男にとって、この言葉は不登校の幼馴染に言われたいセリフナンバーワンだと思う。 一方、一番好きな人に言いたい言葉ナンバーワンは何かというと、「僕を肯定してください」だと思う。 大人になっても素直に言えない言葉ってあると思うんですが、青春時代って気持ち的に言えなかったり、そもそも言葉に出なかったりして言えない言葉がたくさんある。 僕も子どもの頃は(今でも)答えを急かされているように感じて、時間に流されて取り残されるのがめちゃくちゃ怖かった。 子どもの潔白さで世界を見ると、一番好きなものを神格化、特別視しすぎちゃって、手が出せなくなったり言葉が出なくなったりする。こうして時間がどんどん過ぎて、できなかった後悔が残ったまま大人になる。 めちゃくちゃ甘酸っぱいし、すごく辛い。いずれ忘れるのかもしれないし、死ぬ間際まで覚えているのかもしれない。 彼女が十人いる男が最初に連絡するのは十番目の女だと話の最初に出てきますが、男って、濁しちゃうんでしょうね。照れくさくて。 作中で、行人の周りに、女の子が数名出てきますが、一番どうでもいい女ほどセックスがしたいと言いやすい。 常に一番を選べるほど人は強くないし、一番を選べない後悔の痛みをやわらげるために、少しずつ現実を知って諦めながら大人になって行くんだなあと思いました。 そういう意味で、ちゃんと一番を選べた行人くんは男らしいし羨ましいですね。 ともあれ、何が言いたいかというと、行人を見ていると、悪友と語り合っている感じがします。 そして、煙草を吸う未成年の女の子は大変えっちだということです。

5.0
0
鷹仁(たかひとし)@カクヨム

最近の「いいね!」

小説家になろうファンタジー短編完結

魔法少女になるからわたしと契約してよ

法律ヤクザな魔法少女

オチにニヤッとするが、私もこんな魔法少女はイヤだ。 短編小説に定評のある燦々SUN氏の作品で、安定した文章と構成は安心して読める。 「わたし、魔法少女コントラクターまりん! 父は弁護士母は詐欺師。愛読書は六法全書! 今日も、無法地帯出身の蛮族達に契約の恐ろしさを教えちゃうゾ☆」(本文より引用)

小説家になろう恋愛書籍化コミカライズ連載:67話

ガリ勉地味萌え令嬢は、俺様王子などお呼びでない

人は見た目じゃない

第一部は俺様王子編。 傲慢俺様なイケメン王子が『良い』と思えるのは、ヒロインが王子のことを好きになることが前提かつ、ヒロインとのふれあいで傲慢で俺様なだけではない王子の奥底にある良さ等が見えてくるからであって。 ヒロインに好きな人がいて王子のことはこれっぽっちも好きではない場合、権力と自身の魔法の力に物を言わせて人の話を聞こうともせず迫ってくるような俺様っプリは、『キュン』とするどころか『ただただ壮絶に面倒くさい』としか思えないんだな……と乙女ゲーマーとして目から鱗が落ちる思いがした。この手のタイプは乙女ゲではわりとメイン攻略対象として存在するので……前提と視点が違うとここまで意味合いが変わってくるのか……と。 王子の言動と彼自身が迷惑でしかないヒロインと、王子に憧れているヒロインの友人との会話での分かりやすい見え方の違いにめちゃめちゃ納得した。 第二部は俺様王子の弟の腹黒王子編。 第一部は学園内でことが収まっていたけれど、第二部はガッツリ王家が絡んできてヤバさが一段とアップ。 人の話を聞かない第一王子の次は、やはり人の話を聞かない第二王子に王妃と、この国の行く末が非常に不安になる。 が、番外編で第三王子が登場し、なんとかなるのではないかと一息つける。 物語全体を通して会話のテンポがよいので読み進めやすく、最初から最後まで一気に楽しく読めた。 いつも全力で好きを押し出すシャリーナと、困惑しながらも段々惹かれていくリオルの二人が可愛い、物凄く可愛い。 見た目は地味なガリ勉少年で、しかも魔法が使えないという欠点があるけれど、シャリーナの為に己が頭脳と持てる力を全力で使って戦うリオルは本当にカッコイイ。

小説家になろうコメディ短編完結

俺がパーティーから追放したひよこ鑑定士が、SSSランクになって復讐しにくるらしい

アイデアは面白い。

でも、ひよこ鑑定士、全然関係なかった。。。