穴堀りオグマ~「魔術」が使えずに魔導騎士の夢をあきらめた元貴族の少年は、有り余る「魔力」を駆使して一途に穴を掘る。なんか、周りのみんながやたらと褒めてくるのだが、何でだろう?
最終更新:2022/3/20
作品紹介
マイロード家の子息として、魔導騎士になることを夢見て幼き頃より厳しい鍛錬を続けてきたオグマ。晴れて福音魔導学院に入学したオグマだったが、彼には魔術を使うために必須の技能である<発現>の才能がまったくなかった。 魔導騎士の夢が絶たれ、学院を退学になったオグマ。ついにマイロード家からも追放されたオグマは、スコップ1本を握りしめ穴掘り屋になる。<発現>の才能こそなかったオグマだったが、彼は並外れた魔力を有していた。そして、魔力を操る他の技能 <強化><操作><錬成>にも秀でていたオグマは、その能力をいかして愚直に働き、穴掘り屋仲間達から高い評価を受けようになる。 ある日の仕事帰り。偶然、オグマは魔導学院の生徒達がもめている現場に遭遇する。二人の男子生徒が一人の女子生徒を取り囲んでいた。声を掛けたオグマに、容赦なく男子生徒が魔術を放ってくる。魔術の使えないオグマは、一か八か己の魔力を駆使して対抗しようとするのだったが……
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