【7/18◇全編完結】愛執の鎖 ~新解釈とはずがたり
最終更新:2022/7/18
作品紹介
◇私がまだ14の春、父のように兄のように慕っていた御所様が突然に牙を剥いた。 絶えず繰り返される愛執と狂気の渦の中、次々に起こる悲しみ、私を熱望する数多の男たち。 主である後深草院、名門西園寺の子息・西園寺実兼、仁和寺を継ぐ猟色の美僧、そして──。 渇愛と孤独、千年の罪業。 ※とはずがたり=鎌倉後期、後深草院の愛妾・二条の愛と苦悩に満ちた半生を描いた実話日記をもとに、新解釈を加えた創作作品です。 (とはずがたり=問わず語り=独り言の意味) アウトロー古典の決定版。 日本の宮廷が史上最も乱れていた腐敗政治の時代──ですが、調度品や読み味もろもろほとんど平安時代と変わりません。 宮内庁が昭和14年までその存在をひた隠しにしてきたいわくつきの古典……を現代に継承しつつ、日記を少女小説風の物語に仕立て直し、独自の新解釈を加えて読みやすく書こうという試みです。 注*大人表現あります* 酷い暴力等はありませんが過激です。 あくまで娯楽読物のひとつとしてご覧下さい。 ※現在更新中の番外編【三条の記】は、三条という稚児の少年(13〜17才の期間)が主人公のオリジナルの物語です。過激要素は控えめで切ない風の内容ですが、こちらのみBLですのでご注意下さい。(本編未読でも閲覧可能) 〈H29.5/28連載sta〉 6/22 新作セレクション 4/8 完結 歴史カテラン最高5位 なお展開上、原典とは記述が前後したり、原典に無い場面や台詞、逆にカットした箇所もあります。 また原典の年表に添って書いてはいますが、原典自体に史実と異なる箇所が幾つもあるのでその場合は原典に従います。 〈参考&愛読書〉 *新編日本古典文学全集47 建礼門院右京大夫集・とはずがたり 久保田淳/小学舘 *現代語訳とわずがたり 瀬戸内晴美/新潮社 *新とはずがたり 杉本苑子/講談社 本作と元ネタ古典ホンネトーク (休載中)[link:novel_view?w=24980245] 他※ー空ー 戦国あやかし恋華2 〜千年桜、幸福の夢 https://estar.jp/creator_tool/novels/25530846 ↑〈ー空ー 戦国あやかし恋華〉バディ小説新人賞で大賞受賞後、文藝春秋より電子書籍発売中[link:novel_view?w=25184179] の続編
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