天才魔導師の欠陥属性～無能だからと実家を追放された少年は、耳が良いだけで魔法の神髄を極めてしまう～

「世界を騒がせている人物が何と呼ばれているか知っていますか？」 答えは――〝魔法の神髄〟です。 自覚がないまま〝魔法の神髄〟と崇められ、最強の魔導師となったアルスが欠陥属性「聴覚」で魔法至上主義を破壊する！！ これは少年がいずれ大魔王へ至る物語。 辺境伯の嫡子に生まれたアルスは、未知の魔法属性「聴覚」を持って誕生した。 しかし、単に耳がよく聞こえるだけと診断された結果、無能の烙印を押されて父親に一族の恥として幽閉されてしまう。 実は魔法属性「聴覚」はただ耳が良いだけではなかった。 幽閉されている間も選り好みしない魔法属性「聴覚」は常に世界の音を耳に届けてくる。 死霊、魔王、竜王、様々な詠唱を聞き覚え、それらを口ずさむ内に彼は自然と魔法を会得してしまう。 やがて、その「聴覚」は天上にいる神々の声さえも聞こえてしまう最強の魔法属性だった。 成長したアルスは父親に追放されて、魔王になるために魔法協会へ向かう。 そこで亡国の王女と出会い、メイド、エルフ、ダークエルフ、ドワーフと種族を問わずに魅了した彼は自覚のないままハーレムを築くのだった。