約束と嘘のメモライズ～無能だと追放されたけど『創造』＆『分解』の能力が強すぎて気づいたら最強ギルドの英雄になっていた件。あれ、なんか前居たギルド潰れてね？～

ある日ダンジョンを探索していたリオティスは、戦えない無能という理由からリーダーのライラックに追放されてしまう。しかも追放されたのはモンスターの巣の中。当然戦えないリオティスは死を覚悟したが、唯一の仲間であるリラが助けに入り、リオティスの代わりに命を落とす。リラの死によって覚醒したリオティスは触れるだけで物質を『分解・再構築』する力と、望む物質を『創造』する力に目覚め、無事にダンジョンを脱出する。 その後、生きる目的を失ったリオティスだったが、獣人奴隷の少女や貧民街で暮らす少女との出会いによって再びギルドに入ることとなる。最初は能力を隠して無能を演じていたため、周りの評判は良くなかったが、リオティスの真の力を知った美少女たちの態度は次第に変わっていく。 「さすがはご主人だな！」 「ぼ、ボクの訓練に付き合ってくれてもいいですよ？」 「なっ、ズルい⋯⋯じゃなくてダメよ。こいつと訓練するのは私よ！」 「⋯⋯リオティス。私とお菓子食べる」 「お前らなんか最初と態度違うくね？」 そうして段々と周りの評価が上がっていくリオティスは、仲間たちと共に世界最強のギルドを目指していく。 一方、リオティスを追放したライラックのギルドはというと、そのせいで恐怖と絶望を味わうこととなる。 これは触れるだけで全てを操る男が、個性豊かな仲間たちと共に落ちこぼれのギルドを最強にする物語。