一章完結 〜【最強剣士】はスキル【栞】で再出発〜親友だと信じていた幼馴染に追放された俺は、妹の呪いを解くために、美人の『聖典』とタイムリープを繰り返して100年もの時間を費やした剣で幸せを手にする。〜
最終更新:2022/3/19
作品紹介
魔王討伐時に世界に降り注いだ『黒い雨』。 それは魔王が全世界に向けて放った『呪い』であった。 魔力量と『恩恵(スキル)』が人間の価値を決める世界で、ローランは魔力もなく、スキルも発動させる事の出来ない【栞】と呼ばれる不可解なスキルだった。 『呪い』で両親を失い、残された妹も『呪い』を発症してしまった。だが、ローランは妹を救うために冒険者として働いていた。 幼馴染の親友、公爵家の長男にしてスキル【煉獄焔】と膨大な魔力を持つクロロのパーティーの荷物持ちとして懸命に努力しながらお金を稼いでいたが、ダンジョン攻略に失敗したクロロに囮として追放される事になる。 「俺はまだ死ぬわけにはいかない!」 妹のために死ぬ事は出来ないローランだが、屈強な魔物を前になすすべもない。 ローランは一度も発動したことの無いスキルを叫び、何の変哲もない魔導書を呼び出すが、やはり何も起こらない。 深い絶望とクロロ達への憎悪がごちゃ混ぜになったローランは、全てを憎み、魔導書にナイフを突き立て破壊した。 ーーー戻ってきたのは7日前。 目の前には自分を殺そうとした親友クロロ。 何もわからないローランはスキル【栞】を発動させると、『聖典』を名乗る少女との邂逅を果たして自分に秘められている『力』を知る事になる。 これは『無限の時間』を手にしたローランが、美人な『聖典』とタイムリープを繰り返して100年もの時間を剣に捧げ、本当の仲間である『聖女』や『神獣』と共に妹の『呪い』を治し、幸せを手にする物語。 ーーーーーーー カクヨムにも掲載しておりますが、ちょいちょい違います!
評価・レビュー
まだレビューはありません。