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作:梅田浩志

『幽霊、月、森の裏側』

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最終更新:2010/5/4

作品紹介

「僕」は難病の子供達ばかりを集めた病院に入院している子供。  僕を囲む「みんな」の周りには日常的に死が存在していて、子供たちは死の意味すら計りかね、悲嘆に暮れる事もなく、病気を日常の一部として生活している。  ある日、殆ど口を利かない少女「幽霊」の幻影が「僕」に対して言葉を発する。 「僕」は「幽霊」の振舞いに不吉な物を感じるが、翌日訪れた「幽霊」の凄惨な死によりそれが死を暗示する呟きだったのだと知る。 やがて、「僕」も発作に倒れ手術台に向かう、一端は回復したものと考える。 「僕」は「幽霊」とは違うと考え、死を拒否しようと幻想の世界に生きるが、やがて現実としての死を「幽霊」から突き付けられる。「僕」は「幽霊」の口付けを受け入れ、現世の反対側の「森」へと旅立っていく。

ファンタジーホラー幽霊病院

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