眠りの森の魔術師殿
最終更新:2012/9/30
作品紹介
未婚のまま亡くなった娘たちの妖精、『森の乙女』――ウイリの一番の下っ端であるフィーは、同じウイリたちからいつもいじめられている。怖がりで泣き虫なフィーは、いつものように言いつけを守れなかった罰として、とんでもないことを命じられてしまう。森の魔術師として恐れられる大男ヒラリオンの昼寝中に、彼の頬に口付けして来いと言うのだ。ところが、頬にではなく唇を合わせてしまい――眠りの森と呼ばれる不思議な森で繰り広げられる、優しい恋物語。(第160回コバルト短編小説新人賞、投稿作品です)
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