方舟にのれなかった少女は――黄昏の世界の物語――
最終更新:2013/9/10
作品紹介
黄昏に染まり、終わりゆく世界にたたずむ一人の少女修道士。彼女は故郷の寒村を出て、聖地への祈りと巡礼の旅に出た。そんな彼女が旅先で出会う1人の浮浪者。少女は男に施しを与え、彼はその対価として少女の目的地である宗教都市・パスティンまでの案内と道中の護衛を請け負う。野を行き、山を越え、ときには襲撃者をかいくぐり、ついに二人はパスティンへと到着する。そこで2人を待ち受けるあまりに酷な現実とは……。「信じる者」と「信じることを捨てた者」が共に旅をすることを通じて大切ななにか、忘れていたなにかに気づいてく。静かでハートフルな冒険談。 【第3回なろうコン1次選考突破作品】
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