魔女問答
最終更新:2018/1/21
作品紹介
魔女はいわゆる魔女だった。 黒いローブに身を包み、「イッヒッヒッヒ」と釜の中身をかき混ぜる、そんないわゆる魔女だった。 その魔女の元へ、領主の三男坊がお供も連れずやって来た。 麗しの若君の口から語られたのは、なんと、恋のお悩み相談。 魔女の矜持にかけて、あの手この手で彼を追い返そうと奮闘するも、全く効果は現れない。 そうしてようやく叶わぬ恋を諦めたかに見えた若君が言うには――「どうやら僕は、あなたのことを愛してしまったみたいなのです」 ※個人サイトからの転載。
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