通るもの
最終更新:2014/8/5
作品紹介
私の部屋は二階にあった。南向きの大きな窓は道路に面していて、ちょうど真向かいの家の門扉の上には夜間に人が通ると灯りが点く、いわゆる人感センサーライトというものがつけられている。 ある晩、ふと窓の外を覗いた時、誰一人通っていないのにセンサーライトが点いたのを目撃する。犬や猫すら見えなかった。数日後、私は、子供の頃に経験した都市伝説のような恐ろしい出来事を思い出す。あそこを通っているもの、あれは、まさか……。
評価・レビュー
まだレビューはありません。