ジャンヌの小指
最終更新:2017/2/6
作品紹介
隣国との開戦により、ジャンヌの婚約者である王太子は戦地に出兵する。しかし、怪我を負った王太子は城に帰還した。王太子の代わりの役目を背負ったジャンヌは、見舞いにも看病にもそうそう行けなかった。ジャンヌは親友に見舞いと看病を頼む。一ヶ月が過ぎた頃、ジャンヌの耳に残酷な噂が入った。 『王太子は見舞いの女とできている』と。 ジャンヌは王太子の部屋に向かう。残酷な現実を受け入れるために。ある決意を胸に抱き、部屋の扉を開けた。 ジャンヌが掴み取ったものは、戦地への切符であった。ジャンヌに忠誠を誓った三人の騎士と共に前線へと向かう。 ゴラゾン国を奇跡の勝利に導いたジャンヌと、三人の騎士。ジャンヌの心に宿った想いは誰に向かうのか。誰の温もりを求めるのか。 健気に前を向いて生きる少女の物語です。
評価・レビュー
まだレビューはありません。