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@オノログ
作:ミドリ
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最終更新:2022/7/6
お題に沿って書きました。 鈍い主人公クロエと、悪魔族のアシェルの短編です。 サクッと読める2000字きっかり。
【読む前印象など】 感想欄にも記載させていただきましたが、タグの”悪魔に売ったもの”とあらすじの”鈍い主人公”というキーワードがとても気になりました。 そしてタイトルから、重い話なのだろうか? という印象を受けました。 短編は色々と読んだことがありますが、この作品で凄いなと思うのは、たった2000字の世界の中でスッと主人公の気持ちに寄り添えること。 感情移入出来るからこそロマンチックだなと思える物語。 【物語や登場人物について】 鈍いということが活かされた物語だと思う。鈍いからこそ成り立ち、相手の人物の性格も伝わってくる。 タイトルからは到底想像のつかない物語でもあると思う。 相手が悪魔なので、対価と言えばあれだろうと思ってしまう。確かに関係はしているとは思うが、ここからが意外な展開である。 ただ、主人公が鈍いだけで大切にされていることも伝わってくるし、相手の気持ちも伝わってくる物語である。 【物語の見どころ】 どんな物語なのか想像してから読むと、より一層楽しめる作品だと思う。 そして、意外性のある物語であり、恋愛ものが好きな人にはぜひお奨めしたい作品。余韻も素晴らしく、その先を想像するのも凄く楽しいと思う。 対価を必要とする悪魔とはあなたにとってどんなイメージを沸かせる存在だろうか? そして家族を想う彼女にどんな想いを抱くだろうか? 果たしてこの物語の結末とは? あなたも読まれてみてくださいね。 読んで良かったと思える秀逸な作品だと思いました。 お奨めです。
crazy's7
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