婚約者の猫騎士様は溺愛をツンで押し隠しているようです
最終更新:2022/11/30
作品紹介
二足歩行の猫。 それは、この国に住む人なら、誰でも知っている昔話。 (私の婚約者様が猫騎士になって帰ってきました!!) 「会いたかったです……。生きていたのなら、どうしてすぐ、帰ってきてくれなかったんですか」 私の顔が埋もれてしまうほど、長い毛。 髪の毛の色と同じ白銀の毛並みと、猫みたいにクルクルと色を変えるその瞳だけを残して、騎士様のお姿は、すっかり変わってしまった。 「この姿を見てなんとも思わないのか」 「…………むしろ好き。あっ、えっと……。可愛いです。好きです」 「は? 君の目は節穴か。このおぞましい姿のどこに可愛いという要素がある」 困った人を放っておけないお人好し令嬢と、そんな彼女を溺愛するツンデレ騎士様の、ファンタジーラブコメ。
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