追放された鑑定士は聖剣を作り出す〜S級パーティの武器は全て俺が魔法で作ったものでした〜

「もう十分武器は揃った、テメェの力は必要ねぇ」 鑑定士のアウル・ギュアンは既に最高峰の武器を揃えたという理由でパーティを理不尽に追放されてしまった。 そうして一人になったアウルであったが、その名は知れ渡っていたため駆け出しの初心者パーティを組む2人の少女に誘われ、クエストへ行くことなった。 しかしその帰りに不幸にもドラゴンと遭遇、絶対絶命の窮地に陥ってしまう。 その時アウルはこれまで隠してきた秘密を明らかにする。 アウルの真の職業は鑑定士ではなく魔法使い、それも武器を生み出す魔法を最も得意としており、これまでパーティに渡してきた強力な武器も全てアウルの魔法によるものだったのだ。 真の力を解放したアウルは自らの手で作り出した聖剣によってドラゴンを討伐。 さらにいくつもの強力な武器を生み出しては仲間に与え、瞬く間に実力をつけていく。 一方でこれまでの戦果が実力ではなくアウルの武器のおかげと気づかないかつての仲間たちは、実力を見誤って何度も失敗を重ね、次第に失墜していくのであった。 これは聖剣を生み出す魔法剣士とその仲間たちによる、新たな伝説の物語である。