結界守護者の憂鬱なあやかし幻境譚
最終更新:2024/5/4
作品紹介
とある田舎町。普通の高校生活を送っていた奏太は、ある日突然本家に呼び出され自分の役目を知らされる。それは、人の世、妖の世、鬼の世を隔てる結界を守り、そこにできた綻びを塞ぐこと。 結界を塞ぐには、「陽の気」と呼ばれる力を注ぐ必要がある。その力を使い役目を果たす使命を負うのは、たった三名。従兄姉である、柊士と結、そして奏太だった。 しかし、結は既に自殺。頼るべき柊士は役目を担う事に前向きでは無い。 奏太は右も左もわからないまま、蝶の妖で案内役である汐に言いくるめられ、大鷲の妖である亘にからかわれながらその背に乗って、結界の綻びを閉じる役目を負い始める。 廃校、廃病院、トンネル、キャンプ場…… 家を抜け出し夜闇に紛れて役目をこなしていく中、奏太は次第に妖界の事情に否応なしに巻き込まれていくことに。 本家の罪、妖界の朝廷に潜む闇。葬ったはずの過去の歯車がピタリと嵌まり、それが大きな騒動へと繋がっていく…… ■ 妖界側で起こっていた前日譚はこちら↓ https://ncode.syosetu.com/n6131hp/
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