妖精シャン・デ・リディアと四人の守護者
最終更新:2023/9/1
作品紹介
両親にもご先祖様にも似ず、忌み子として伯爵家に捨てられたリディア。庶民として育ち、魔術屋で働く彼女は、最近よく不思議な夢を見る。 それは四人の男性が自分にかしずく夢。 起きたら忘れてしまう夢だけど、ある日一人の魔術師がお店に怒鳴り込んできたことで、リディアの生活は一変した。 「私が、妖精女王候補?」 気難しそうな魔術師に、背中フェチと噂の王子様、いたずら好きな神官。 三人の守護者から封印を解かれて、妖精として覚醒していくリディアは、世界樹を維持する妖精女王の候補として選ばれるけれど。 魔力や精霊を見ることができるようになった瞳。 背中からはえた妖精の羽。 鳥のような鉤爪を持つ足。 封印を解くたび、人からかけ離れていく自分の姿に、リディアは耐えられなくなって。 嘆くリディアの手を取ったのは、最愛の兄だった。
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