誰かボクを殺してくれ ~不老不死でLv.-9999の災厄ダウナーは今日も死にたがる~
最終更新:2023/4/27
作品紹介
”誰かボクを殺してくれ” そう言い続けてどれくらいが経っただろうか...? ひょんなことから魔女によって、不老不死とレベル退化の呪いに掛けられた男、ミナス―――最初は不老不死なんてラッキーと思い、何も変わらない生活を続ける。しかし、彼の家族、親友、恋人の死に顔を見て、初めて自分が歳も取らず、容姿も変わらない、死ねないことがこんなにも辛く、苦痛なのだと感じる。 絶望したミナスは死に場所を求めて、様々な時空の『最強』を冠する魔物がいる《時空の狭間》へと行く。そこで圧倒的な魔物と日々対峙することになるが、殺される度にレベルが下がる。下がっているにも関わらずロクでもないスキルを習得していく。そのロクでもないスキルを駆使して《時空の狭間》の魔物を殺戮していく。ホントは殺されたいのに―――ミナスはそう思っているだけなのに、そんなミナスを魔物達は殺すことができない。 ついにミナスは《時空の狭間》の魔物を全て駆逐してしまう。気が付けば、Lv.-9999となったミナスはやることもなく、何となく自分の元いた世界へ戻る。戻ったミナスは、そこで運命的な出会いをする。ついに見つけた自分を殺すことのできる少女リアに―――『頼む!ボクを殺してくれ!!』そう懇願したが、『えっ、イヤだけど』とあっさり断られてしまう。リアは故郷を滅ぼした帝国に復讐するという目的を持っていた。ミナスは自分を殺してもらうため、帝国に復讐を誓うリアの手伝いをすることとなる。 これは死にたくても死ねないダウナーとそのダウナーを絶対に殺すと約束したお姫様の物語 ※毎週土日、祝日、本業が休みの日に更新予定
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